東北花火大会は、米沢で毎年7月30日に開催される花火大会です。
東北と銘打っていますが、実は打ち上げ花火は3000発であり、
東北の花火大会の中ではそれほど規模の大きな花火大会ではありません。
それでも市内外から10万人超える人たちが夜空を見上げて花火を楽しみます。
花火大会ラストには直径700mの二尺玉花火が轟音とともに花開きます。
今日は朝から雨が降り続いていたので花火大会の中止を心配していましたが、
夕方には雨があがり、太陽の光がさしこみはじめました。
今年は米沢の夜景と花火を撮影しようと思っていたので、
さっそく御成山公園へ向かいました。
御成山公園はスキージャンプ台の上にあり、
米沢市内が一望できることで有名な公園です。
公園への沿道には紫陽花が植えられており、
散り始めの紫陽花を眺めながら山を登りました。
新しい紫陽花スポットを発見です。
日が沈み始めると徐々に人が集まり始めて、
19時を過ぎると駐車場は満車。
お弁当を持った家族で賑わってい、子供たちが走り回っていました。
御成山公園はやはり有名な花火観覧スポットだったようです。
そして19時半になると花火が打ち上げられ、予定通り花火大会が開始されました。
打ち上げ会場の市立病院前の松川河川敷からは5kmほど離れているため、
米沢の夜景は一望できるけど、さすがに花火が小さくなってしまいました。
夜景と一緒に花火を見ようと思えば、仕方がないです。
いつも見上げている花火を見下ろすというのは乙なものです。
しかし降り続いていた雨の影響で湿度が高く、花火や夜景が霞んでしまったのは誤算です。
また風もなく煙や雲が流れないため、高く上がった花火は影に隠れてしまいました。
そしてクライマックスに近づくにつれて、徐々に霧が上がってきました。
せっかくの花火が完全にシャットアウトされてしまいそうで不安がよぎります。
ラストの二尺玉は花火会場とは異なるアルカディア方面(八幡原)から、
打ち上げられるので予め予め定めていた方角へカメラをセッティング、画角とピントを合わせました。
米沢市の真上に咲く二尺玉は今回の撮影のメインなので、スターマインは無視です。
スターマインが終了して、まもなく大きな音が空気を震わせました。
音しか聞こえなかった。
間違いなく二尺玉の炸裂音です。
しかし何も見えなかった。
「最後の花火終わったの?」
周囲から唖然とした声が聞こえます。
花火を見落としたのではないようです。
八幡原方面に厚い雲と霧があり、御成山から誰の目にも二尺玉がまったく写りませんでした。
霧がスクリーンとなり、車のヘッドライトで人の影が空に映るほどです。
最大の誤算です。
きっと街中からは綺麗な花火が見えたと思います。
今回は天候条件を完全に読み誤りました。
空気が重い今日は、欲張らず近場で撮影したほうが良かった・・・
来年は広角レンズを使って間近から尺玉を狙おうか?
めちゃめちゃ蚊に刺されたので、山での花火撮影は虫除けスプレーが必須。
これが今日の教訓です。
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