出塩文殊堂は、1190年ほど昔に弘法大師によって開かれたと伝えられ、
延文元年(1356年)に最上氏の祖である斯波兼頼公によって山頂から
現在の中腹に位置に移されたとされています。
また紫陽花参道は、延亨(1745年)に奉納された515mもの石段の保存の為に
昭和26年(1987年)より7ケ年かけて寄贈された紫陽花の苗木2500株(40種類)が植えら管理されています。
(掲示板からの引用)
未明より叩きつける大雨が降り続いていましたが、
午前10時を過ぎると急に雲が切れて雨が見始めました。
昨日、ラジオで塩文殊堂の紫陽花が見頃だと聞いていた為、
さっそく準備を整えて山形市に出発しました。
峠付近で視界を確保するのも難しいほどの激しい雨が逢いましたが、
山形市に到着すると空に時々晴れ間が見えていました。
丁度お昼だったので、幸運にも駐車場も空いていました。
駐車場のすぐ傍に色とりどり紫陽花が両脇に植えられた出塩文殊堂まで続く『紫陽花参道』があります。
紫陽花は40を超える種類があるため青や紫の他に桃色や白色など、色とりどりの花が咲いていました。
紫陽花の木の丈が人の背ほどあるため、紫陽花のトンネルのようにも感じます。
雨上がりで、花が瑞々しく特に生き生きとして見えました。
時折、陽が射し込む度に蝉の鳴き声が聞こえてきて、夏を感じます。
今日は曇り空ですが、晴天でも杉や竹の立木がに鋭い日差しを遮ってくれそうです。
文殊堂は山形市の市街地から離れたやあ野辺町に近い位置にある為か年配の夫婦の姿を見かけました。
しかし昼の時間を過ぎると小さな子供と一緒の親子や若い女性グループなどの姿が見えはじめ、
文殊堂を経つ頃には、非常に多くの人たちで多くの人たちで賑わっていました。
(写真は人が写らないように配慮しました)
また参道脇にオカリナを奏でている人(有志の方?)もいて、
和やかなメロディが参道を行く人の心と脚を軽やかにしていました。
さっらに今日は帰宅する途中で白鷹町経由して、ちょうど見頃の紅花畑に足を運びました。
夏の陽射しを受けた紅花は非常に色鮮やかで、畑に電飾が灯っているように輝いて見えます。
紅花といえば、ジブリの『思ひ出ぽろぽろ』の舞台として高瀬が有名ですが、
山形県で紅花の最大の生産地は白鷹町です。
紅花は連作ができないので毎年紅花畑の位置は違うのですが、
初夏になると鮮やかに咲いた紅花が町の随所で見られます。
すでに紅花まつりは終了してしまった為、農家の方が紅花詰みをされていました。
とても親切な人に出逢う事が出来て、紅花について説明してくれて、さらに紅花を少し頂きました。
逆さに吊るしてドライフラワーできるそうですが、せっかくなので鑑賞したいと思います。
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